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2016年8月13日
『使う』パッチワークキルトにこだわる

『生活の中で生きるパッチワークキルト 』
  ハンドメイド作家さんインタビュー




日常生活の中で『使う』ことにより、
パッチワークキルトの良さを実感してほしいと話す
Eagle's Nest Quiltsさんに
インタビューさせていただきました。





フェリダ
     まず最初に、Eagle's Nest Quiltsさんの
     パッチワークキルトには
     どのようなこだわりがあるのか、
     お聞かせいただけますか?

Eagle's Nest Quilts
     表側の布と裏の布ともに
     コットン100%の生地を使用しています。
     そして間にはさんでいるキルト綿にも
     コットン100%を使用していて、
     洗濯機で洗うことのできる、
     『毎日使うキルト』を縫っています。







フェリダ
     キルト芯にもコットン100%はすごいですね。
     Eagle's Nest Quiltsさんのこだわりを強く感じます。

Eagle's Nest Quilts
     日本ではキルト芯はポリエステル100%が
     主に使われいます。
     最初のころ、私も何の疑いもなく
     ポリエステル100%のキルト芯を
     使っていましたが、
     アメリカやカナダに住んだことのある友人に
     『アメリカ・カナダではコットン100%が主流だよ』と
     5年前に教わってから
     本場のキルトに近づきたくて、
     自分のキルトにコットン100%のキルト芯を
     使うようになりました。
     その友人のおかげで今の
     Eagle's Nest Quiltsがあります。







フェリダ
     そうなんですか!
     フェリダでも綿100%を使用することを
     検討もしましたが、
     制作者側の使い勝手の良さもあって
     ポリエステルを選んでおります… 
     それを聞いてちょっと反省しますね。
     実際に使う側の立場に立った場合
     本当はコットンを選ぶべきなのでしょうね。

Eagle's Nest Quilts
     ベッドサイズのキルトを縫う時は
     やはりポリエステル綿に比べて
     コットン綿は重く、
     縫うのに重労働なのですが、
     肌触りや使用感が好きなので、
     コットン100%綿を使っています。

     コットン100%のキルト芯が気に入っている
     もうひとつの理由は、
     乾燥機にかけられることです。
     小さい子が遊びにきてジュースをこぼしたり汚しても、
     お天気を気にせず、洗って乾燥機に入れちゃいます。
     小さい子も怒られず上機嫌です(笑)。







フェリダ
     Eagle's Nest Quiltsさんの作品を
     拝見させていただいたところ、
     おっしゃる通りポリエステルの
     キルト芯とは違う自然な弾力があって、
     長く使用するのであれば確かに
     コットン100%のほうがいいと
     フェリダでも感じました。

Eagle's Nest Quilts
     はい。わが家でも日常に使っていて、
     その心地よさに魅了されているので、
     販売するものも綿100%にこだわりたいと思いました。







フェリダ
     Eagle's Nest Quiltsさんでは芸術作品として
     『飾る』キルト作品ではなくて、
     日常生活の中で『使う』キルト作品を
     作りたいと以前におっしゃっていたことが
     とても印象に残っています。
     私もアメリカ人の友人の家に遊びに行ったときに
     日常生活の中に素敵なパッチワークキルトが
     至る所で使用されていて、
     それがとても素敵だと思いました。

Eagle's Nest Quilts
     わが家では、ベッドカバーはもちろん、
     リビングにもパッチワークキルトが常備してあって、
     家族がお昼寝する時など重宝しています。
     折り畳んであれば枕代わりにしたり、
     広げて掛けたり。
     エアコンの効いた部屋が好きな夫と一緒に
     いる時も私はキルトにくるまっていれば
     同じテレビやDVDを楽しむことができます(笑)。







フェリダ
     Eagle's Nest Quiltsさんの作るキルト作品は
     まさにフェリダがそうありたいと
     思っている作品そのものです。
     Eagle's Nest Quiltsさんのように、
     妥協せず使い心地のよいキルト作品を
     フェリダでも追及したくなってきました。

     今後はどのような作品を作りたいとお考えですか?

Eagle's Nest Quilts
     「ただいまー」って帰って来て、
     ソファーやベッドのキルトの上に横になった時に
     ホッとするようなキルトを作りたいと思っています。
     お部屋の中にあって違和感の無い
     家族の中にとけこんでいる様な
     キルトが作れたらと思います。







フェリダ
     素敵ですね!これからどんな作品が
     完成していくのかとっても楽しみです。
     最後に、Eagle's Nest Quiltsさんで
     アートギャラリーファブリックスを選んでいただいた
     理由をお聞かせいただけますか?

Eagle's Nest Quilts
     プレミアムコットンのアートギャラリーファブリックスの
     布地を手にした時は、
     はりがあって薄い感じなのに、しっかりした印象でした。
     薄く感じた布の厚さも縫っていく上で
     何の問題もありませんでした。
     キルティングの時もコットン100%の
     キルト綿にすいつく感じで
     相性バッチリでした。
     アートギャラリーファブリックはデザイナーさんの
     個性的なデザインが豊富で、
     布のデザインを生かすキルトが作れたらと
     思っています。

     それに、アートギャラリーファブリックスの
     布地で作るパッチワークは、
     欧米の20代から30〜40代の若い方々に
     人気がでているんですよね。







フェリダ
     さすがですね。
     パッチワークキルトの故郷でもある
     欧米の情報をいろいろ得られているんですね。
     おっしゃる通り、アートギャラリーファブリックス
     アートギャラリーファブリックスの生地は欧米でも
     とくに若い世代のキルターさんから
     強い支持を受けています。
     そんな情報まで得て選んでいただいて
     いたことはとても嬉しいです(^-^)







インタビューを終えて

     日本では芸術作品として『飾る』キルトが多い中
     実生活の中で『使う』キルトを
     追及している作家さんは
     まだまだ欧米ほど多くいらっしゃいません。

     また欧米では一枚のキルトを永く愛用する家庭が多く
     長く使用すればするほど味が出てきて
     それを楽しんでいる人々も多いため
     キルトにはそれなりのお金を出して
     購入する家庭が多いようです。

     そんな文化が日本にも根付けば
     素敵だと思います。
     そのためにもEagle's Nest Quiltsさんの様な
     キルターさんが増えて
     もっとキルトの魅力を
     日本人に伝えてくれたらと願います。












【Eagle's Nest Quilts】

ミシンでキルトを縫って12年。
緑豊かな茨城の田舎で
2015年よりminneでパッチワークキルトの作品を販売と、
自宅でキルティングフィニッシュサービスを始めました。


【SHOPデータ】         Eagle's Nest Quilts (minneショップ)