布でDIY! おしゃれにお部屋をアレンジ

DIYって”Do it yourself”のこと。
つまりは直訳すると「自分でやってみる!」という意味。


布でDIYというと、針や糸やミシンを使ってお洋服や雑貨を作るだけでなくて
インテリアに布を取り入れることだってやっぱりDIYなのですよ!




今回ご紹介したいのは、
冬の室内での大敵 Cold Draft(コールドドラフト)を防ごう!


Cold Draft(コールドドラフト)とは、要するに「すきま風」のこと。
例えば、外気で冷えた窓ガラスが室内の空気を冷やして、冷えた空気が床面に流れこみ
せっかく温まっている室内をゆっくりと冷気が巡ることです。


暖かい空気は冷たい空気より軽いため、
上へ上へと流れ、冷たい空気は下へ下へと流れます。
だから寒い冬は冷たい空気が下に溜まるため、足元が冷えるのです。
冷え、つらいですよね!?

特に最近の住宅は、オシャレを優先しているので
天井が高かったり、リビングルームに吹き抜けがあったり
二階へ上がる階段がリビングルームにあったりなどして
室内を温めても温めても暖かい空気が2階へ上がり、
2階の冷たい空気が一階に流れてきて、
なかなか部屋が暖まらない…、なんてことがあります。


この空気の循環は、家全体が暖まるまで続くので
いつまで経っても寒々している場合も。


でもこんな悪循環も、布を上手く利用すると、
すきま風をかなり軽減できることもあるのです。







そこで…
布でできる寒さ対策!


必要なもの
カーテンやのれん、間仕切り布など。



Cold Draft(コールドドラフト)とは冷たい空気が室内を循環することなので、
空気の循環を断ち切る必要があります。
断ち切りたい場所に布を一枚かけるだけでかなりかわります。

もちろん扉などを設置するのが一番いいに決まっているのですが
現実的にそれができない場合の対策です。

暖める必要のない部屋へ暖かい空気が流れることを防ぐので
無駄な暖房代を防ぐ意味でも超エコ対策でもあります。


 ◆◆リビング階段

最近ではリビングルームに、2階へ直結する階段が設置されている住宅が人気です。
このリビング階段のデメリットは、冬の冷え。
まさにコールドドラフトが起こるのです。

暖かい空気はリビングルームから2階へ上がっていき、
2階から冷えた空気がリビングルームへと流れてきます。


この空気の流れを遮断しない限り、コールドドラフトは家全体を温めるまで続きます。
そこで一枚の布をのれんのように上部から垂らしてみてください。
吹き抜けはさすがに全体を覆うことはできませんが
2階と1階部分を遮るだけでかなり違ってきますよ。





木造の古いお家で、すきま風に困っていましたが、
アートギャラリーファブリックスの生地で作ったパッチワークを
リビングと階段の間に間仕切りしました。





 ◆◆窓

たとえ小窓でも、カーテンがないと外気で冷やされた窓が、室内の空気を冷やして
コールドドラフトを引き起こす原因になります。
冬は薄い布でもこの冷えた空気を遮断してくれるので、試してみる価値大ですよ。














既成のカーテンやのれんでもいいのですが
隙間があればあるほど効果は薄れます。
なので、必要な場所に合わせてジャストサイズのカーテンやのれんを自作するのがベストです。

オーダーメイドはそれなりに価格が高くなるのが難点。
カーテンやのれんならほとんど直線縫いになりますので
初心者さんでも簡単に作れます。



せっかくおしゃれなリビング階段なら、
壁紙や家具としっくり合うようなオシャレなデザインの生地を選んでくださいね。